逆転王手の楽天を襲う西武「美馬キラー」 数字で占うパCSファーストS第3戦

西武・森友哉【写真:編集部】
西武・森友哉【写真:編集部】

第3戦へもつれ込んだパCSファーストS、果たして勝負の行方は―

 14日から始まった「2017 ローソンチケット クライマックスシリーズ(CS)パ」ファーストステージ。15日に行われた第2戦は、初戦を落として後のない楽天が、岸投手の快投と小技を駆使した攻めで埼玉西武を4-1で下した。ともにファイナルステージ進出に王手をかけた状態で、命運は16日の第3戦に託される。

 ここでは16日の予告先発や両チームの対戦成績などをもとに、第3戦の試合展開を占う。

【今季のレギュラーシーズンの対戦成績】
〇埼玉西武 
25試合16勝8敗1分 130得点 87失点 打率.271 防御率3.07
メットライフドーム楽天戦
13試合9勝4敗 打率.281 防御率2.70

〇楽天
25試合8勝16敗1分 87得点 130失点 打率.235 防御率4.46
メットライフドーム埼玉西武戦
13試合4勝9敗 打率.223 防御率5.30

 今季の通算対戦成績は16勝8敗1分で埼玉西武が8つの勝ち越し。メットライフドームでの対戦成績は9勝4敗とこちらも埼玉西武の勝ち越し。この数字が示す相性通り、ファーストステージ初戦は埼玉西武に軍配が上がったが、第2戦は楽天が意地を見せた。

【10月16日の予告先発 今季のレギュラーシーズンの対戦成績】
〇埼玉西武・野上
対楽天 1試合0勝1敗3回、5失点、防御率15.00
〇楽天・美馬投手
対埼玉西武 6試合2勝2敗39回、18失点(自責17)、防御率3.92

 野上はデータが少ないが、両投手とも相手チームとは相性が良くない。しかしどちらも今季キャリアハイの成績を残し、その腕で幾度となくチームを勝利に導いてきた。野上は先発に専念して4年ぶりの2桁勝利を達成。飛躍の年となった今季をよりいい形で締めくくるために、この登板に懸ける思いは強いはずだ。

 美馬は4年前の日本シリーズでMVPに輝き、今季は自身初となる10勝目を完封勝利で決めた。肝心な場面での勝負強さは折り紙付きだと言える。2位攻防戦の山場となった10月3日の埼玉西武戦では6回5失点と悔しい結果に終わっただけに、再び用意されたこれ以上ない舞台で、そのリベンジを果たさなければならない。

「美馬キラー」の期待かかる西武・外崎

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