CSファーストS、3位チームが勝ち抜ける確率は5割以上 今年はどうなる?

3位でCSに進んだチームを率いるDeNA・ラミレス監督(左)と楽天・梨田監督(右)【写真:荒川祐史】
3位でCSに進んだチームを率いるDeNA・ラミレス監督(左)と楽天・梨田監督(右)【写真:荒川祐史】

両リーグ揃って3位チームがファイナルSに進出した年は過去3回

 10月15日のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージは、両リーグともに3位チームが2位チームに勝って1勝1敗となった。3位チームが、2位チーム、1位チームを破って日本シリーズに進出することを「下剋上」というが、両リーグともにその可能性が残っている。

 CSでは、ペナントレースの順位に応じて、ファーストステージでは2位チームに半勝(引き分けを勝ちとする)、ファイナルステージでは1勝がアドバンテージとして与えられている。これは、パ・リーグだけがプレーオフとして実施していた2004年、2005年と勝率1位のソフトバンク(2004年はダイエー)が、西武、ロッテに敗れて日本シリーズに進出できなかったことが問題視されたのがきっかけだ。

 3位チームのCSファーストステージでの勝敗を見れば、ペナントレースでの順位は、CSでは全く関係がないことがわかる(パのプレーオフを含む)。

パ・リーグ
ロッテ 6勝4敗(勝ち抜け3回・敗退1回)
西武 2勝2敗(勝ち抜け1回・敗退1回)
ソフトバンク 5勝6敗(勝ち抜け2回・敗退2回)
日本ハム 5勝3敗(勝ち抜け2回・敗退1回)

セ・リーグ
中日 2勝1敗(勝ち抜け1回)
阪神 1勝4敗(敗退2回)
巨人 3勝2敗(勝ち抜け1回・敗退1回)
ヤクルト 2勝4敗(敗退2回)
広島 2勝1敗1分(勝ち抜け1回・敗退1回)
DeNA 2勝1敗(勝ち抜け1回)

 セ・パ両リーグトータルでは、3位チームのファーストステージの戦績は30勝28敗1分、勝ち抜け12回、敗退11回。3位チームは。辛うじてポストシーズンに滑り込んだ。「ダメもと」の意識がある分、気楽なのかもしれない。

ここまで3位チームがファイナルSを突破したシーズンは…

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