福岡大大濠・山下にスカウト釘付け 最速150キロ&3奪三振も「納得できてない」
「真っすぐも見てもらいたいがカーブの質、使い方も見てほしかった」
プロ入りを志望する高校球児がスカウトの前でアピールする「プロ志望高校生合同練習会」2日目が30日、甲子園球場で行われた。今秋のドラフト1位候補・福岡大大濠の山下舜平大(しゅんぺいた)投手がシート打撃に登板。打者5人を相手に1安打1四球3奪三振、最速は150キロをマークした。
自身初めてとなる甲子園のマウンドに上がった山下は先頭の桑原(神村学園)をカーブで空振り三振。3球目にはこの日の最速となる150キロをマーク。続く曽我(日向学院)を149キロの直球で空振り三振、西川(神村学園)には四球を許したが、井上(神村学園)をカーブで見逃し三振。最後は大学生に左翼へ二塁打を浴びた。
この日、集まったプロスカウトの視線を独り占めにし、登板を終えた山下は「緊張しましたが終わって一安心しました。真っすぐも見てもらいたいがカーブの質、使い方も見てほしかった」と振り返った。内容については「納得できてない。課題も多いです」と苦笑い。それでも、プロ1本に絞る剛腕は「真っすぐ、カーブを軸にして上のレベルで勝負できるようにしたい」と語った。
(Full-Count編集部)