「2013年は輪の中に入ってない」 楽天・塩見が今年こその思いでマウンドへ
ソフトバンクとの初戦に先発する左腕「攻めのピッチングをしたい」
リーグを制したソフトバンクと、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージで西武を下した楽天によるCSファイナルステージが18日、ソフトバンクの本拠地ヤフオクドームで始まる。雌雄を決するパ・リーグ頂上決戦。ファーストステージで下克上を果たし、ファイナルステージ進出を果たしたリーグ3位の楽天は、初戦の先発に塩見貴洋投手を送る。
その塩見は17日、敵地ヤフオクドームでキャッチボールなどで調整を行い、「緊張すると思いますけど、普段通り、やれれば1番いいかなと思います。先頭を出さないとか、普段通りのことをやって、ストライク先行で攻めのピッチングをしたい。(ソフトバンク打線は)破壊力がありますし、甘いところにいくといかれるのは分かっている。でも、大胆に。ボールボールで後手に回らないようにしたい」と語った。
今季は開幕前の故障などもあり、3勝止まりに終わった左腕。「レギュラーシーズンでは全然活躍できていない。チームに貢献できていないので、クライマックスシリーズで貢献したい」という。ただ、その3勝のうちの1勝は、今回と同じ敵地でのソフトバンク戦だった。9月23日。6回途中まで鷹打線を2安打1失点に抑えている。
楽天が日本一に輝いた2013年は左肩痛の影響で、ポストシーズンでの登板もなし。「2013年は輪の中に入っていない。今年はその中に入れるように、チームに貢献できたら、と思います」と塩見は言う。リーグ覇者ソフトバンクとの初戦。大きな意味を持つ先発のマウンドに上がる。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)