カブス名将、第3戦先発ダルビッシュに「とても優秀」 攻略へ「ポイント2つ」
2連敗のカブス・マドン監督、ダルビッシュとの対戦へ「2つのポイント」
ドジャースのダルビッシュ有投手が17日(日本時間18日)、敵地で行われるカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦に先発する。レイズ監督時代にレンジャーズのエースだったダルビッシュ有投手と対戦経験の多かったジョー・マドン監督は「彼は間違いなく、とても優秀だ」と称賛する一方、日本人右腕攻略に「2つポイント」を挙げた。
同シリーズの初戦で逆転負けを喫し、第2戦では9回裏にターナーにサヨナラ3ランを被弾。ここまで2連敗を喫している昨季ワールドシリーズ王者のカブスは第3戦の先発マウンドにヘンドリックスを送り出す。一方、カブス打線はダルビッシュとの対決。試合前日の会見で「監督としてあなたはユウ・ダルビッシュと対戦した多くの経験をお持ちですが」と問われると、マドン監督は「イエス」と一言。06年から14年までレイズを率いた指揮官は「彼はいい。私はアメリカン・リーグで彼を数多く見ていた。間違いなくとても優秀だ」と高く評価した。
一方、攻略法の一端について「スカウティングレポートについては当然、詳細には踏み込まないが、彼の傾向を我々はわかっている。あのクオリティの投手と対戦する時には、2つのポイントがある。彼らが制球力を幾ばくか失っている、そして序盤でいかに捉えるかということだ。ひとたび落ち着いてしまえば、攻略はより困難になる。試合が進めば進むほど、難しい状況になるんだ」と言及。
名将は「これが我々が考える2つのポイントだ。制球に問題があるか、そして序盤にどう対応していくか。彼らにリードを一旦、許してしまえば、試合後半で彼らに対抗することは困難なんだ」と続けた。
その背後には、モロー、前田健太、守護神ジャンセンら鉄壁の救援陣が控えている。ダルビッシュを序盤から勢いづかせれば、カブスにとっては苦しい展開になる。昨季108年ぶりにワールドシリーズ王者へと導いた名将は右腕攻略へ固い決意を示していた。
(Full-Count編集部)