ダルビッシュ7回途中1失点快投、先制被弾も2回から敵打線圧倒で勝利の権利
2回以降はカブス打線に仕事をさせず、6回には押し出し四球で打点も記録
ドジャースのダルビッシュ有投手が17日(日本時間18日)、敵地で行われたカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦で、6回1/3を1被弾を含む6安打1四球7奪三振1失点(自責1)と快投した。初回にシュワーバーの先制ソロを浴びるも、味方打線が奮起して3回に逆転。4-1の7回途中、勝利投手の権利を持ったまま降板した。
ダルビッシュは初回1死からシュワーバーに左中間へ先制ソロ弾を運ばれたが、味方打線が奮起。2回表にイーシアが同点弾、3回にはテイラーのソロ弾で勝ち越しに成功する。
マウンド上のダルビッシュは、同点の2回を3者凡退にすると、3回と4回は走者を出したが無失点。テイラーの三塁打で3点目を挙げた直後の5回には、再び3者凡退とし、カブス打線に仕事をさせなかった。
6回表にドジャースは2死満塁の好機を迎えるが、ここでロバーツ監督は代打を出さずにダルビッシュを打席へ送った。ここでカブス2番手エドワーズJr.は、ダルビッシュにストレートの押し出し四球を与え、ダルビッシュが1打点を記録した。
6回のマウンドに戻ったダルビッシュは、先頭リゾに右翼へヒットを運ばれるが、コントレラスを見逃し三振とすると、ジェイを遊ゴロ併殺に打ち取り、無失点とした。7回に先頭ラッセルを空振り三振としたところで、ロバーツ監督が姿を現し、お役御免。81球59ストライクの快投でチームに勝機を与えた。
2連勝で敵地へ乗り込んだドジャースは、1988年以来となるワールドシリーズ進出王手に大きく一歩踏み出した。