PS2勝目ダルビッシュ、快投に手応え 手術前より「今の自分の方がいい投手」
ドジャースをWS進出王手に導く快投、ダルビッシュの一問一答
ドジャースのダルビッシュ有投手がチームをワールドシリーズ(WS)進出王手へと導く快投を見せた。17日(日本時間18日)、敵地で行われたカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦に先発登板し、初回に先制弾を被弾しながら7回途中を1失点と力投。満塁の場面では押し出し四球を選び、1打点も記録した。6-1で勝利した試合後は会見に姿を見せ、右肘手術前よりも投球内容が向上していると自信を見せた。
この日は初回1死からシュワーバーに先制ソロを被弾。しかし2回からは落ち着きを取り戻し、快投を披露した。2回を3者凡退とすると、3、4回は走者を出すも後続を打ち取って無失点。5回を再び3者凡退、6回を打者3人で終わらせ、カブス打線に三塁を踏ませなかった。
マウンドに戻った7回、先頭ラッセルを空振り三振に仕留めたところで、81球(59ストライク)で降板。打線も2回のイーシアの同点ソロ、3回のテイラーの勝ち越しソロなどで逆転に成功。ダルビッシュ自身、6回の打席で押し出しの四球を選ぶなど、その後も点を積み重ねた。
ドジャースはそのまま6-1で勝利。これでカブスに3連勝、地区シリーズから怒濤の6連勝で29年ぶりのナ・リーグ制覇、ワールドシリーズ進出に王手をかけた。また、7回途中を1被弾を含む6安打7奪三振1四球1失点(自責1)と好投したダルビッシュはダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第3戦に続き、ポストシーズン2勝目をマークした。
試合後、記者会見に臨んだ右腕は2015年の右肘靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)の前よりも自身の投球がよくなっていると自信を見せた。