大谷翔平、一塁到達平均タイム4.04秒は今季MLB最速 米専門家も絶賛「エリートレベル」
一塁への平均到達タイム4.04秒は今季のメジャー全体トップ
■エンゼルス 2-0 パドレス(日本時間4日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地のパドレス戦で「5番・指名打者」で先発出場。第3打席で放った一塁内野安打の快足ぶりに注目が集まっている。
不振の打撃を足でカバーした。7回先頭で迎えた第3打席。左腕ストロームのカーブを引っ掛けた当りは一塁への平凡なゴロに。だが、大谷は一塁へ全力疾走すると最後は懸命に足を伸ばしベースを踏んだ。1度はアウト判定が下されたが、自軍ベンチへチャレンジをアピールするとビデオ判定でセーフに覆り安打を奪った。
MLB公式データ解析システム「スタットキャスト」によると今シーズンの大谷のスプリントスピードの平均は秒速29.7フィートで指名打者部門でトップ。さらに一塁到達の平均4.04秒はメジャー全体トップの数字だという。
この日、地元TV局「FOXスポーツ・ウエスト」で解説を務めたエンゼルスOBマーク・グビザ氏も「ショウヘイはリプレーを求めていますね。先にベースを踏んだと思っています。とても足が速い」と絶賛。大リーグ公式サイトでデータ分析を担当するデビッド・アドラー氏も自身のツイッターで「エリートレベルにかなり近い」と驚きの声を上げていた。