沖縄出身ロバーツ監督、亡き父に捧げるリーグ制覇 WS初戦先発はカーショー

ナ・リーグを制覇したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:Getty Images】
ナ・リーグを制覇したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:Getty Images】

ドジャースが29年ぶりワールドシリーズ進出、3月他界の父は「空から見守ってくれている」

 ドジャースが1988年以来となるワールドシリーズ(WS)進出を決めた。19日(日本時間20日)、敵地で行われたカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦に11-1と大勝し、4勝1敗で29年ぶりにナ・リーグを制した。3月に他界した父親のウェイモンさんにリーグ優勝を捧げた沖縄生まれのデーブ・ロバーツ監督はこの日、6回3安打5奪三振1四球1失点の力投で勝利投手となった絶対的エース、クレイトン・カーショー投手をワールドシリーズ初戦に送り出すことを明言した。

 昨季のワールドシリーズ王者カブス相手に圧倒的な強さを見せつけた。ダルビッシュの快投で第3戦を制して王手をかけ、第4戦こそ先発ウッドが3失点を喫して落としたが、この日はカーショーが89球の力投。カブス打線をブライアントのソロ弾による1点に抑えると、7回からは前田健太、モロー、ジャンセンという無敵のブルペンがシャットアウト。打線もヘルナンデスが3本塁打7打点という大爆発で、圧勝で29年ぶりのWS進出を決めた。

 試合後のロバーツ監督は試合後、昨年、カブスとの敵地での試合をスタンドから観戦していた亡き父に思いを馳せた。

「彼がドジャースのユニフォーム姿で見てくれたと思う。空から見守って笑ってくれていると思う。最高の笑顔を浮かべているんじゃないかな。試合が落ち着いた9回には父のことを思った。去年はこのスタジアムにいたんだよ。そう振り返ると、選手、監督、家族の歓喜、セレブレーションを見ると、本当にスペシャルなことだと思う」

ワールドシリーズ初戦も最強左腕が“開幕投手”「クレイトンが初戦で先発することは保証できる」

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