菊池雄星が敵将もお手上げの2勝目 指揮官&米メディアは称賛「圧倒的な投球」
レンジャーズ・ウッドワード監督「もう少しプレッシャーをかけなければならなかった」
■マリナーズ 6-3 レンジャーズ(日本時間5日・シアトル)
マリナーズの菊池雄星投手は4日(日本時間5日)、本拠地でのレンジャーズ戦に先発し、今季2勝目をマークした。今季6試合目の先発となった左腕は6回2安打1失点、7個の三振を奪う好投。前回登板だった8月27日(同28日)のパドレス戦に続き、自身2連勝をマークした。
初回から3イニング連続で3者凡退。4回1死でカイナーファレファに左前打を許したものの、続くソラックを二ゴロ併殺打に抑えた。5回1死からトレビーノのソロで1点を失ったものの、最速の96.9マイル(約156キロ)の速球を武器に6回2安打1失点。6回1死に飛び出した三塁・シーガーの好守では力強いガッツポーズで雄叫びを上げた。レンジャーズのウッドワード監督は「彼がどんな投球(組み立て)をしてくるかは分かっていた。直球とカットボールを使っていて、我々はゴロを打ち続けてしまった。対戦相手にもう少しプレッシャーをかけなければならなかった」と肩を落とした。防御率5.23となった。
地元紙「シアトル・タイムズ」は「左腕のユウセイ・キクチが手堅い投球を見せた」と評価し、マリナーズ・サービス監督のコメントを伝えた。「3-1や3-2のカウントからしっかりと(良い)球を投げ切る必要があった時も、彼は今夜その通りの投球ができた。彼には才能があり、良い球を投げるから、彼は投げ切ることができた」と、その投球を高く評価した。大リーグ公式サイトも「ユウセイ・キクチによる圧倒的な投球があった」と絶賛していた。
(Full-Count編集部=AP)