今年もロッテに苦戦するホークス 元コーチが原因に見るOBの存在とリードの偏り

5日の試合でもソフトバンクは“天敵”ロッテに痛い逆転負けを喫した【写真:藤浦一都】
5日の試合でもソフトバンクは“天敵”ロッテに痛い逆転負けを喫した【写真:藤浦一都】

元コーチ・飯田哲也氏「甲斐の配球に偏りが見られる」

■ロッテ 5-4 ソフトバンク(5日・PayPayドーム)

 パ・リーグ首位のソフトバンクは5日、本拠地PayPayドームで2位・ロッテと対戦。手痛い逆転負けを喫し、1.5ゲーム差に肉薄された。圧倒的な戦力を誇るホークスが、ロッテには今季3勝7敗1分け。昨年も8勝17敗と極端に分が悪かった。鷹が“カモメにカモ”にされるのは、なぜなのか。

 この日のソフトバンクは、1-2で迎えた6回に相手のエラーに乗じ、3点を奪って逆転。ところが直後の7回、3番手の左腕・笠谷が清田に右前適時打、4番手の松本が中村奨に左翼線2点二塁打を浴びて再逆転を許し、結局4-5で競り負けた。

 ソフトバンクのロッテ戦での弱さは異常だ。球界でささやかれている要因の1つは、ロッテには井口監督をはじめ、鳥越ヘッド兼内野守備走塁コーチ、吉井投手コーチ、清水バッテリーコーチ、的場戦略兼バッテリーコーチ補佐ら、ソフトバンクに在籍経験のある首脳陣が多いこと。特に参謀役の鳥越コーチは、現役時代に8年間ホークスでプレーし、引退後は11年間にわたって2軍監督、1軍内野守備走塁コーチなどを歴任した。

打開策の一つを提案「ウエスタン・リーグで4割近い打率をマークしている内川を…」

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