楽天則本、7回5失点で降板 序盤に崩れるも、4回以降は9奪三振の力投

楽天・則本【写真:(C)PLM】
楽天・則本【写真:(C)PLM】

4回KOからの挽回はならずも…同点で降板し救援陣に託す

 楽天の則本昂大投手が、7回5失点でマウンドを降りた。20日、敵地ヤフオクドームでのソフトバンクとのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第3戦。勝てば、王手がかかる試合で先発した右腕だったが、序盤に大量失点。中盤からは立て直し、7回まで投げ、同点のままリリーフ陣に後を託した。

 1点を先制してもらって迎えた初回。先頭の今宮に中前安打を許すと。1死二塁からデスパイネに右前適時打を浴びて同点。さらに、このクライマックスシリーズ無安打だった松田にも左翼線を破る適時二塁打を打たれ、あっさりと逆転を許した。

 味方が2回に2点を奪って、逆転に成功したが、右腕は踏ん張れなかった。3回、先頭の城所に右翼線を破る二塁打を許し、デスパイネには四球。ここで迎えた4番の内川に、初球のカーブを痛打された。打球は左翼席中段へ突き刺さる逆転の3ラン。痛恨の一発を食らった。ただ、4回以降は粘りのピッチング。4回から7回までの4イニングで9個の三振を奪った。

 10月14日にメットライフドームで行われた西武とのファーストステージ初戦に先発した則本。だが、初回に2点を失うと、3回に大量5失点。4回7安打6四死球で7点を失って4回でKOされた。雪辱を期してのマウンドだったが、この日も5点を失っており、納得のマウンドとはいかなかった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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