山口俊が3回1失点の好救援 2勝目ならずも指揮官称賛「極めて優れた投球」
5回から3安打1失点と好リリーフも元ハム・バースがセーブ失敗した
■Rソックス 9-8 ブルージェイズ(日本時間6日・ボストン)
ブルージェイズの山口俊投手は5日(日本時間6日)、敵地のレッドソックス戦の5回から2番手として救援。3回4安打1失点と好投し、防御率3.93となった。山口の好投に応え、味方打線は4点差を逆転したが、1点差の9回に救援した元日本ハムのバースが大乱調。8-9で逆転サヨナラ負けを喫した。
山口は2-6で迎えた5回から登板した。マルティネス、バスケスの連打で無死一、二塁としたが、ムニョスを三ゴロ併殺打。ブラッドリーJr.を二ゴロに抑えた。1点差に迫った6回は3者凡退に抑え、味方打線が逆転した7回は先頭・デバースに右越えソロを浴びたものの、後続を仕留めた。3回45球(ストライク31球)を投げ、1奪三振無四球、4安打1失点と好投した。
4回までに4点を追う厳しい展開だったが、山口と3番手ケイの好リリーフで試合を立て直した。モントーヨ監督は「今日みたいに(序盤に大量失点したことで)既に勝つ可能性が残されていないかのような時でも、彼は勝つチャンスを残してくれる。(サヨナラ負けはしたものの)ヤマグチと(3番手の)ケイは極めて優れた投球をして、我々に勝つチャンスを残してくれた」と評価した。
山口は7月に0勝2敗、防御率36.00と厳しいデビューとなったが、8月に6試合登板して1勝0敗、防御率1.54とメジャーに適応。前回1日の敵地マーリンズ戦では2回2/3で3安打1失点して3敗目を喫したが、この日は指揮官の信頼を勝ち取る投球となったようだ。
(Full-Count編集部)