ダルビッシュ、ヘンドリックス以外は「神頼み」 カブスの投手事情を地元紙が危惧
チャットウッド、キンタナの離脱で先発5番手の見つからないカブス
ここまで8試合に登板しメジャートップの7勝(1敗)、50回を投げ防御率1.44と圧巻の成績を残しているカブスのダルビッシュ有投手。日本人初となるサイ・ヤング賞への期待も高まっているが、地元メディア「NBCスポーツ・シカゴ」がダルビッシュ頼りのカブス投手陣の現状を伝えている。
カブスのローテーション投手はダルビッシュの他に、カイル・ヘンドリックス、ジョン・レスター、アレク・ミルズ、タイラー・チャットウッド、ホセ・キンタナ、コリン・レア、アドバート・アルゾレイら。このうちチャットウッドが前腕の怪我、キンタナが左広背筋の炎症でそれぞれ8月31日(日本時間1日)から10日間のIL入りとなっており、50回を投げ防御率3.78のヘンドリックスの他はレスターが防御率5.80、ミルズが同5.50、レアが同5.79と暗澹たる状況が続いている。
ダルビッシュを除いたローテーション投手では現在11勝13敗。チームは今年マイナー契約を結んだコディ・アレン、AJ・ラモス、ケルビン・ヘレーラらをそれぞれ自由契約としており、先発の5番手候補すら見つかっていない状況が続く。
ここまで好投を続けていたアルゾレイも、5日(同6日)のカージナルスとのダブルヘッダー第1試合に先発し2回2/3を投げ2失点。2試合目に先発したリリーバーのレアも2回4失点で負け投手となった。記事では「キンタナが戻ってこられたとしても、先発としての役目を果たせる状態には近くなく、ブルペンに負荷がかかる状態は続く」とカブス投手陣の危機的状況を指摘。「ユウ・ダルビッシュとカイル・ヘンドリックスと、あとはしばらく神頼みを祈ろう」と2投手に頼らざるを得ない現状を伝えている。
日本人初となるサイ・ヤング賞の期待が高まるダルビッシュだが、チームのためにも、しばらくはフル回転の日々が続きそうだ。
(Full-Count編集部)