レッズ秋山の3試合連続安打に「かなり早い適応」 指揮官が対応力評価

レッズ・秋山翔吾【写真:AP】
レッズ・秋山翔吾【写真:AP】

この日までの直近10試合では出塁率.483、29打席8安打5四球と成績が向上

■カブス 8-5 レッズ(日本時間11日・シカゴ)

 レッズの秋山翔吾外野手は10日(日本時間11日)、敵地カブス戦に「6番・左翼」で先発出場。8回の第4打席で左前適時打を放ち、3試合連続安打で打率.225とした。徐々に打撃面でも成果の出始めた秋山に、地元メディアからはその適応力を評価する声が上がっている。

 秋山は4点を追う8回、1死三塁で右腕ウインクラーから左中間適時打。二塁を狙いアウトとなったものの、3点差に迫るタイムリーで7試合ぶりの打点を挙げた。先頭で迎えた2回には四球を選び、すかさず二盗をマーク。4回にも今季6個目の二盗を決め、メジャー初となる1試合2盗塁を記録した。

 レッズの地元メディア「シンシナティ.com」では、当初の秋山の打撃成績について「オフに3年契約をした時の球団の期待を大きく下回るものとなっていた」としながらも、この日までの直近10試合で出塁率.483、29打席8安打5四球という成績の向上を評価。レッズがトレードで同じ左打ち外野手のブライアン・グッドウィンを獲得したこと、故障者リスト(IL)入りしていた内外野を守れるニック・センゼルの復帰が近いことから「危機感を感じたのか、それともただ新しいリーグへの適応期間が必要であったのか。いずれにせよ彼はここ2週間、レッズが期待していたような打者に見える」とその成長を認めている。

 デビッド・ベル監督も「彼は自信をつけてきている。表情が違う」と秋山の変化に言及。「常にプロフェッショナルで試合に集中しているが、些細な違いが見られる。彼は分かり始めているのだと思う。メジャーでプレーしてまだ1か月ちょっとだが、それを考えるとかなり早い適応だ」とその適応力を高く評価しており、チームメートのマイク・ムスタカスも「僕たち全員が、彼がどれほど良い選手であるか、成功できるかということを分かっている。ヒット、四球、彼からそうした良いものが見られて良かった」と今後の活躍に太鼓判を押す。

 ようやくメジャーの環境に馴染んできた兆しの見える秋山。このまま日本時代さながらの活躍となるか。

(Full-Count編集部)

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