田中将大、5回1失点の2勝目に指揮官も絶賛 「武器全てを有効に使えていた」
初回にソロ被弾もブーン監督「イニングが進んでいくごとに良くなっていった」
■ヤンキース 10-1 オリオールズ(日本時間12日・ニューヨーク・ダブルヘッダー第2試合)
ヤンキースの田中将大投手が11日(日本時間12日)、本拠地でのオリオールズとのダブルヘッダー第2試合(7イニング制)に先発し、今季2勝目を挙げた。5回3安打5奪三振1失点の好投に、ブーン監督も「彼は自身の武器全てを非常に有効に使えていたように思う」と納得の表情を見せた。
田中は初回にDJ・スチュワートにソロを浴びいきなり1点を失い、2回も無死一、二塁のピンチを背負ったがアルベルトを右飛、デービス、シスコを連続三振に仕留め無失点。その後も3回から5回まで3イニング連続3者凡退と完全に立ち直り12打者連続でアウトを奪う快投を見せた。
5回1失点、91球で2勝目を挙げた田中。この試合ではここまであまり使用しなかったツーシームを多投し打者を翻弄。「ブルペンでツーシームが両サイドとも良かったので。投げていって打者の反応も見て嫌そうだなと、数が増えた」と手応えを口にした。
試合後、ブーン監督は「イニングが進んでいくごとに良くなっていったと思う。最初の数イニングは球数も多く、苦しんでいたが、自身の武器全てを非常に有効に使えていたように思う」と称えた。田中の修正力を評価した上で「カーブもよく投げられていたし、今日は速球を本当にうまく使えていたと思う。実際のパーセンテージはわからないが、速球をかなり多く投げていた。また彼はスプリットで非常に大きな球をいくつか投げていた。そのスプリットで大きなアウトをいくつか取っていた」と変幻自在な頼もしさに目を細めた。
(Full-Count編集部)