鷹・工藤監督、日本Sへ決まらない相手にも「心が揺れ動くことはない」
先発ローテはこれから熟考、「7戦まで考えて組んでいく」
24日、日本シリーズ進出を決めたソフトバンクは1日限りの休みをはさんでヤフオクドームで全体練習を行った。日本一を争う相手はまだ決まらないが、工藤公康監督は「1つする準備が2つになるだけ」と落ち着いた表情を見せていた。
この日の全体練習はアップと打撃練習だけの軽めのメニュー。明日25日はシート打撃もメニューに加えられる予定だ。選手たちに声をかけながら練習を見守った工藤監督は、まだ日本シリーズの相手が決まらないことについて特に焦りを見せることもなかった。
「1つする準備が2つになるだけ。スコアラーさんたちは仕事が増えて大変だけどね。こちらはどちらかに決まって1つに絞っていけばいいだけ。決まらないからといって心が揺れ動くことはないです」
日本シリーズの3戦から5戦はDHが使えない敵地での戦いとなり、デスパイネが外野の守備につくことになるが「明日のシート打撃でも(守備に)入ってもらう。距離感や慣れは大事だからね。広い守備範囲ではなく、普通に無難にやってもらえればいい。交流戦でも守ったからね」と特に心配はしていないようだ。
また、先発ローテについては、シーズンの実績と現在の状態を加味したうえで決めていくという。前日の監督会議が終わるまで予告先発制を採用するかどうかもわからないが、「大事なのは7戦まで考えてローテを組むこと。これからしっかり考えます」と話した。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)