救援・前田健太の“宝刀”は「高速」「シャープ」、そして「完璧にコースに…」
ワールドシリーズは25日開幕、ブルペンの盤石さにカーショーも「最高の気持ち」
いよいよ24日(日本時間25日)にワールドシリーズ(WS)が開幕する。アストロズとの決戦に臨むドジャースの前田健太投手は今回のポストシーズンからブルペンに配置転向になり、5試合に登板。打者15人全員をわずか46球で完璧に抑える無敵のパフォーマンスを見せている。前田、そして、今季リーグ最多41セーブの守護神ケンリー・ジャンセンとともにドジャース「勝利の方程式」を確立したブランドン・モロー投手は、リリーバー転向で磨き上がった日本人右腕の宝刀スライダーに脱帽している。MLB公式サイトが報じている。
ポストシーズンでメジャー最強と評価されるドジャースのブルペンは、守護神ジャンセンを除くと今季開幕時と大きく陣容を変えた。記事では、ロモ、ストリップリング、デイトン、ハッチャー、アビランという中継ぎの陣容は大きく変わり、この5人でポストシーズンのロースターに残っているのはストリップリングのみであることに言及。そして、以下のように伝えている。
「ブランドン・モローのブレークと、トレード期限に獲得したトニー・シングラーニ、トニー・ワトソン、そして、先発ローテーションからリリーフ陣に加わったケンタ・マエダのおかげで、ドジャースはブルペンを抜本的に改革した」
ドジャースは初戦でワールドシリーズ初先発となるクレイトン・カーショー、2戦目に先発するリッチ・ヒル、3戦目に登場するダルビッシュ有、4戦目のアレックス・ウッドという強力な先発投手陣を擁しているが、今やブルペンこそが相手チーム最大の脅威だ。
記事では、ポストシーズンでブルペンは合計28回1/3を投げ、四球はわずか2、防御率0.83と驚異的な成績を残ることを紹介。現在、23イニング連続無失点中で、1977年にヤンキースが記録したPSにおける最長無失点記録(22回2/3)を更新した。
「彼らの出番がやってきたら、みんな我々のチームについてわかっていると思う。最高の気持ちだ。あのメンバーがいることが凄いよ。本当に贅沢だ。ブルペンの誰もが我々にとっては鉄壁のような存在であり続けているんだ」