46試合残し自力V消滅にもDeNAラミレス監督は淡々「デイバイデイで日々の試合を」
毎回のように好機つくるもあと1本が出ず「敗因のひとつだが、仕方がない」
■中日 3-2 DeNA(13日・横浜)
DeNAは13日、本拠地での中日戦に2-3で敗れ、自力優勝が消滅した。先発の大貫は6回3失点と試合を作ったが、打線が再三の得点機を生かせず1点及ばなかった。シーズン46試合を残しての自力優勝消滅となったが、ラミレス監督は「今日でシーズンが終わるわけではない。デイバイデイで日々の試合をしっかり勝つことに集中したい」と下を向かなかった。
大貫が立ち上がりに2失点。すぐにソトの本塁打で1点を返したが、その後は中盤に1点ずつ加えたのみで、5回以降は両チームともスコアボードにゼロを並べた。得点が入ることはなかった。DeNAは毎回のように得点圏に走者を進めたながら、あと1本が出なかった。
ラミレス監督は「非常に接戦だった。ソトのホームランの後、いけそうな空気はあったが、ドラゴンズはリリーフがいいので、そこで点が取れなかった。あともう一本という所で、なかなかヒットが出なかった。それが敗因のひとつだが、仕方がない」悔しがった。
大貫に関しては「すごくいいピッチングをした。初回に失点したが、いい球を投げているのにうまく打たれた感じだった。試合自体はこういう結果になってしまったが、今日のピッチングは次につながる」と高評価を与えた。
自力優勝は消えたが、15日からは首位・巨人との3連戦を含む9連戦とペナントレースはまだまだ続く。ラミレス監督は「まず火曜日のヤクルトとの試合に全て集中して、そこからまた始めたい」と気持ちを入れ替えていた。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)