2年前には伝説のバックスクリーン破壊弾 ソフトB柳田、横浜で「暴れたい」
日本シリーズで“あばれる君”に!? 「とにかくいいスイングをしたい」
日本シリーズの相手がDeNAに決まったことに、ソフトバンクの柳田悠岐は「横浜スタジアムは好きな球場」と歓迎ムード。一昨年は伝説のバックスクリーン直撃弾を放ち、今年も2本塁打と相性は抜群。「暴れたい」と“あばれる君”になる宣言も飛び出した。
この日、ソフトバンクは全体練習にシート打撃を取り入れ、柳田は3度打席に立った。中田賢一からライト前にヒットを放つと、笠谷俊介からは左中間スタンドへの本塁打。チームメートからの快音に「まあ、打てないよりは打った方がいい」と控えめに語りながらも「だいぶ全力で振れています。あとは微調整。自分のイメージとスイングの軌道を合わせることですね」と、調子は着実に上がっているようだ。
24日夜に日本シリーズの相手が決まったが「本当は広島とやりたかったか?」という問いかけに「いや、横浜スタジアムは好きな球場なんで、しっかり頑張りたいです」と“大人の対応”を見せた。
柳田と横浜スタジアムといえば、誰もが思い浮かべるのが一昨年のバックスクリーン破壊弾だろう。三浦大輔から放った特大アーチは今でも語り草となっている。さらに今年の交流戦でも3試合で11打数5安打、2本塁打5打点と抜群の相性を誇る。「日頃対戦しない投手とやるので難しいところはありますが、暴れたいと思います。とにかくいいスイングをしたいです」と話した。
時折、痛めた右脇腹を気にする仕草を見せるものの「練習はしっかりできているし、あとは日本一を目指してやるだけと思うんで、しっかり自分の仕事をしたい」と、土曜日に迫ったシリーズ初戦を待ちわびる。
優れた左投手が多いDeNAとの対戦を前に、シート打撃で左腕の笠谷から放った本塁打はいい傾向ともいえるだろう。「左投手に対してはちょっと修正が必要かなと思いますが、自分の中で『これかな』と思うものがあるので、これからの練習で確認していきます」と、シリーズ開幕までにきちんと準備を整えるつもりだ。