鷹・内川、誓う「恩返し」 古巣DeNAとの対決には「それはどうでもいい話」
長期離脱を経ての日本シリーズ、「こういう舞台を作ってくれたみなさんに感謝」
いよいよ始まる日本シリーズ。セ・リーグ3位のDeNAを迎えての大一番に向けて、ソフトバンクのキャプテン・内川聖一が今の心境を語った。
通常通りの練習をこなした内川は、落ち着いた表情で報道陣の前に立ち、大一番を翌日に控えた今の心境を語った。
「何か大きな物事が始まる前の独特な期待であったり、不安であったり、いろんなものが入り混じっていよいよ始まるなという感じです。こういう緊張感というのは選手にとっていいものだと思います」
クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでもそうだったが、キャプテンとして、4番としてという以前に、内川にはシーズン中に長期の離脱を余儀なくされたという特別な思いがある。
「CSもそうですが、こういう舞台を作ってくれたみなさんに感謝の気持ちを込めてやらないといけないと思うし、日本一になるチャンスを作ってくれたみんなに恩返しをしなければならないという思いでいます。ただ、日本一になってこそ恩返しができると思うので、そういう気持ちを忘れずに頑張りたいと思います」
2年前の日本シリーズは、CSでの怪我のため出場が叶わなかった。自身3年ぶりの日本シリーズとなるが、チームとしても個人としても平常心で迎えられそうだ。