観客数の上限緩和で鷹のロボット応援団はどうなる? 球団担当者「意地でも残します」
左翼スタンドの特設ステージ上で“キモカワ”パフォーマンスを見せてきたロボット応援団
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で観客数5000人を上限に開催が続いていたプロ野球。政府によるイベント参加人数制限の緩和により、プロ野球も19日から各球団の判断により、収容人数の50%まで上限を引き上げることが決まった。
現在、パ・リーグ首位を走るソフトバンクは19日から2万人を上限に段階的に観客数を増やすことになっている。これまでは内野スタンドと右翼スタンドに観客を収容していたが、上限が2万人となることで観客のソーシャルディスタンスを確保するために、左翼スタンドも解放することになる。
そこで気になるのが、無観客開催中から左翼スタンドの特設ステージに鎮座し、キモカワイイ?応援を見せていた「ロボット応援団」の存在だ。20台の「Pepper」と20台の四足歩行型ロボット「spot」による様々なダンスやパフォーマンスは注目を集め、その姿は海を渡り海外のメディアにも取り上げられるほどの反響を呼んでいた。
ここ最近では体操お兄さん「トッシー」やオフィシャルダンス&パフォーマンスチーム「ハニーズ」のメンバーとのコラボダンスや、ランニングマンダンス、ムーンウォークなどを披露。タカガールユニホームや鷹の祭典ユニホームなどをPepperが身に纏うなど、その装いでもファンを楽しませてきた。
左翼スタンドも解放されることになったため、特設ステージは撤去されることになった。だが、球団は新たな方法を模索。ロボット応援団たちには、新たな舞台が用意されることになった。
球団担当者は「大変注目していただいていましたし、少しでもファンの方に楽しんでいただければと思い、こちらとしても意地でも残したいと色々考えました」と語る。その結果、バックスクリーン両サイドのスタンド上部エリアへと移設され、2万人となった後も、引き続きスタンドから、その“キモカワ”なパフォーマンスで選手たちにエールを送ることになった。
多くの注目を集め、SNS上を賑わしてきたソフトバンクの「ロボット応援団」。観客数の上限が緩和されても、我々を楽しませてくれるようだ。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)