ダルビッシュへの円陣にロバーツ監督「この瞬間を楽しむ選手を誇りに思う」
第3戦で黒星&人種差別問題に巻き込まれたダルビッシュをサポート
ドジャースのロバーツ監督は29日(日本時間30日)、敵地で行われるアストロズとのワールドシリーズ第5戦前に会見に臨み、前日の第4戦開始前に選手たちが円陣を組み、ダルビッシュのために勝とうと円陣を組んだことについて「この瞬間を楽しむ選手を誇りに思う」と話した。
第3戦に先発したダルビッシュは、2回持たずに4失点で降板し、黒星を喫した。さらに先制弾を放ったグリエルがアジア系の人々を侮辱する差別行為として批判を浴び、来季開幕から5試合の出場停止処分を受けるという騒動もあった。期せずして渦中の人となったダルビッシュを元気づけようと、第4戦のプレーボールの声が掛かる前にドジャースの選手たちはダグアウトで円陣を組み、見事勝利をもぎ取った。
このチームワークについて質問を受けたロバーツ監督は「絆が強いグループなんだ」と誇らしげに笑うと、「誰が声を掛けたのか分からないが、コーリー(シーガー)が真ん中にいて、クレイトン(カーショー)が大声を張り上げ、ユウが満面の笑みを浮かべていた。みんながあの場にいたんだ」と話した。
第6戦から戦いの場をロサンゼルスに移すワールドシリーズだが、第7戦までもつれた場合は、再びダルビッシュが先発マウンドに上がる可能性が高い。ダルビッシュはこの日ブルペンに入り、37球を投げて状態を確かめた。
前日の勝利で勢いに乗ったドジャースが第5戦も白星を挙げ、優勝に王手を掛けるのか。
(Full-Count編集部)