第5戦は歴史的一戦に 5時間17分はWS史上2番目の長さ、史上最長試合にも日本人が出場
アストロズが大熱戦を制す、WS両軍計22本塁打は最多記録を更新
ドジャースとアストロズのワールドシリーズ第5戦は29日(日本時間30日)、ヒューストンのミニッツ・メード・パークで行われた。アストロズが5時間17分の大熱戦を制し、13-12で延長10回サヨナラ勝ち。まさに歴史的一戦となった。
ドジャースがカーショー、アストロズがカイケルと両エース左腕が先発した試合。痺れる投手戦になるかと思われたが、まさかの大乱打戦となった。カイケルは4回途中4失点(自責3)、カーショーは5回途中6失点で降板。カーショーはグリエルに3ランを浴びるなど、4回から突如崩れた。
その後は、ピンチで登板してアルトゥーベに同点3ランを浴びた前田健太投手も含め、両チームの救援投手がことごとく苦戦。ドジャースはベリンジャー、プイグ、そしてアストロズはグリエルとアルトゥーベに加えてスプリンガー、コレア、マッキャンにも一発が飛び出し、両軍合わせて7本塁打が乱れ飛んだ。
これで今ワールドシリーズの両軍合計の本塁打は22本となり、ワールドシリーズ記録を更新。両軍が12得点以上を記録したのは史上2度目で、1993年にブルージェイズがフィリーズに15-14で勝利して以来となった。
また、5時間17分ワールドシリーズ史上2番目に長い試合。過去最長は2005年のホワイトソックス-アストロズの第3戦で、延長14回5時間41分の大熱戦の末にホワイトソックスが7-5で勝利した。この試合には、井口資仁がホワイトソックスの「2番・二塁」で先発出場。井口は延長13回に退いているが、7打数2安打1打点1得点という成績だった。
(Full-Count編集部)