ジーター体制のマ軍に激震の冬到来か スタントンをトレードへ 米紙伝える
人件費削減に向けて大砲スタントンらをトレードの方針、米紙が伝える
マーリンズの買収が正式に決まり、新オーナーとなったデレク・ジーター氏らが今季両リーグトップの59本塁打、132打点を挙げ、ナ・リーグの打撃2冠に輝いた主砲ジャンカルロ・スタントン外野手をトレードで放出する方針を固めたと、米地元紙「マイアミ・ヘラルド」電子版が報じた。
同紙はマーリンズが現有戦力を来季も維持した場合の総年俸が1億4000万ドル(約158億2000万円)となることに言及。新たな体制では経営の健全化を図るために、人件費を9000万ドル(約101億7000万円)まで下げる方針を固めたことを伝えた。
その中で球団側は来季年俸が2500万ドル(約28億2500万円)となるスタントン、4年総額5100万ドル(約57億6000万円)のディー・ゴードン内野手、2年総額2850万ドル(約32億2000万円)のマーティン・プラド内野手をトレード市場に出し、来季年俸4900万ドル(約55億4000万円)を削減する方針を固めたという。
一方、クリスチャン・イエリッチ、マルセロ・オズナの両外野手、JT・リアルミュート捕手、ジャスティン・ボーア内野手、ダン・ストライリー投手ら年俸が比較的安価な若手の実力者については首脳陣は残留させたい意向のようだが、記事では「もし彼らがプラドをトレードできないか、もしくはスタントンの経済的な責務を選択するチームを見つけられなければ、マーリンズは前述の選手の放出も検討する必要があるだろう」と指摘している。
またマーリンズに関してはイチロー外野手の去就も不透明で、来季についてはマーリンズが契約延長の選択権を持っており、現地でもその動向が注目されている。
今後、スタントンらのトレードが決まるのか。ジーター政権1年目を迎えるマーリンズに、早くも激震の冬を迎える可能性が浮上している。
(Full-Count編集部)