DeNA本拠地に戻っても勝てず、3連敗で崖っぷち 打線がチャンスを生かせず
3戦連続で序盤にリードを奪われて敗戦、ソフトバンクに王手かけられる
DeNAは崖っぷちに立たされた。本拠地・横浜スタジアムに戻っての31日の日本シリーズ第3戦。初戦、第2戦に続き、序盤にビハインドを背負うと、チャンスを生かし切れずに、反撃及ばず。パ・リーグ王者のソフトバンクに3連敗を喫し、王手をかけられてしまった。
初回にまたもリードを奪われた。先発のウィーランドが先頭の柳田に中前安打を許すと、1死三塁から内川に適時二塁打を浴びて3試合連続で初回に先制点を奪われた。4回1死二、三塁では高谷に前進守備の二遊間を抜かれる2点中前適時打を浴びて、リードを3点に広げられた。
打線はチャンスを生かせなかった。初回、ソフトバンク先発の武田の制球が定まらず、先頭の桑原が四球で出塁。だが、桑原は梶谷の2球目に盗塁を失敗。続いて四球を選んだ梶谷も、2死から筒香の初球にスタートを切って盗塁死。初回にいきなり2度の盗塁失敗で、武田の立ち上がりを助けてしまった。
4回、ロペスのソロ本塁打で1点を返し、筒香が左前安打、宮崎が死球、嶺井が四球を選んで1死満塁とした。だが、柴田がどん詰まりの二飛、投手のウィーランドが空振り三振に倒れた。6回にもソフトバンク中継ぎ陣を攻めて1死満塁としたが、代打・乙坂が空振り三振。倉本は二塁へのボテボテのゴロを、執念のヘッドスライディングで適時内野安打として1点差まで迫ったものの、桑原が右直に倒れて同点のチャンスを逃した。
7回からはモイネロ、岩嵜、サファテのソフトバンクが誇る鉄壁リリーフ陣に抑え込まれ、あと1点が遠かった。本拠地に戻って反撃に転じたかったDeNAだが、パ・リーグ王者に跳ね返されて、まさかの3連敗。19年ぶりの日本一に向けて、もう後がなくなった。
(Full-Count編集部)