前田健太「攻め」の投球でアルトゥーベにリベンジ 第7戦へ「腕ちぎれても」
3勝3敗で第7戦へ、好救援の前田が強い覚悟「腕ちぎれてもいいくらい」
ドジャースの前田健太投手が31日(日本時間11月1日)、本拠地で行われたアストロズとのワールドシリーズ(WS)第6戦で好救援を見せ、3-1の勝利に貢献した。ドジャースはこれで3勝3敗のタイに戻して世界一へ逆王手。前田は試合後のインタビューで「前回打たれてるんで、何とか抑えたいと思っていた」と充実した表情を浮かべた。
第5戦の登板で首位打者アルトゥーベに同点3ランを浴びていた右腕はこの日、1点リードの7回無死一塁の場面で登板。代打ギャティスをカウント2-2からスライダーで遊ゴロに仕留めると、スプリンガーには遊撃内野安打を許したが、続くブレグマンをセンターフライに打ち取った。
そして2死一、三塁の場面で打席には前回本塁打を許しているアルトゥーベ。ここで前田は意地を見せ、三ゴロに仕留めるとマウンド上で雄叫びを上げた。
前田は試合後のテレビインタビューで「前回打たれてるんで、何とか抑えたいと思っていた」と話し、「あとがないので零点に抑えることだけを考えて投げた」と振り返った。
前回は守りに入っていたという右腕は「攻める」気持ちで1回を1安打無失点、14球(9ストライク)の快投。明日1日(同2日)の第7戦はダルビッシュ有投手が先発予定で、前田も「ここまできたらあと1試合。腕がちぎれてもいいくらいでいきたい」と力を込めた。
(Full-Count編集部)