前田健太、満額ならずも出来高2.4億円ゲット 地元紙「ツインズは喜んで払う」
60試合制の今季年俸は1.2億円、出来高で年俸の2倍以上を稼ぎ出した
■ツインズ 7-6 タイガース(日本時間24日・ミネソタ)
ツインズの前田健太投手は23日(日本時間24日)、本拠地のタイガース戦で6回9奪三振、4安打3失点と好投し、今季6勝目を挙げた。今季レギュラーシーズン最終登板を白星で飾り、日米通算150勝(NPB97勝、MLB53勝)をマークした。
次戦はポストシーズン初戦での先発が期待されており、この日がシーズン最終登板。移籍1年目の今季は11試合登板し、6勝1敗、防御率2.70。66回2/3を投げ、80奪三振、10四球と安定感抜群の投球だった。8年契約5年目の出来高での取れ高も見えてきた。
新型コロナウイルスの影響で短縮となった今季、大リーグ機構と選手会は出来高契約などは60試合で単純換算することで合意。つまり162試合制に換算して63%オフで支払うことで決められている。開幕ロースター入りし5万5500ドル(162試合制は15万ドル)。162試合制なら29.7先発に相当する先発の出来高では6試合、8試合、10試合(通常なら15試合、20試合、25試合)をクリア。129万5000ドルをゲットしたことになる。
投球回の66回2/3は162試合制なら180回に相当。162試合制で180回到達なら250万ドルを得るが、60試合制の今季は92万5000ドル。出来高満額の376万ドル(通常1015万ドル)には届かなかったが、開幕ロースター入り、先発、投球回の出来高は227万5500ドル(約2億3960万円)に達する。
通常年俸300万ドルは今季111万ドル(約1億1688万円)。出来高を含めた今季年俸は338万5500ドル(約3億5644万円)となる。地元紙「スター・トリビューン」は前田の出来高内容を紹介し、「ツインズは彼に喜んでそのお金を払うだろう。ブルスダー・グラテロルとの交換トレードで彼を獲得した時にツインズが望んでいたものをマエダは全て与えてくれた」と伝えている。
(Full-Count編集部)