マリナーズが岩隈久志との来季契約選択権を行使せず、FAとして移籍先探す
右肩負傷で5月にDL入り、9月に内視鏡手術を受ける
マリナーズは2日(日本時間3日)、岩隈久志投手の2018年の契約オプションを行使しないと発表した。岩隈はフリーエージェント(FA)となり、新天地を求める。
2012年にマリナーズに移籍した岩隈は、FAとなった2015年オフに1年1000万ドル(約11億4000万円)で再契約。契約には2017年と2018年の契約オプションが含まれていた。2017年の契約は前年中に条件をクリアしたために自動更新されたが、今季は右肩を負傷し、大半を故障者リストで過ごしたため、2016年と2017年の合計登板イニング数が条件の324回に達せず、来季契約の自動更新は叶わなかった。条件をクリアしなかった場合には、球団が契約を行使するか否かの選択権を持っていたが、この日、行使をせず、違約金として100万ドル(約1億1400万円)が支払われることになった。
岩隈は、メジャー通算6年で63勝39敗、防御率3.42の成績。9月27日に右肩内視鏡手術を受け、現在は来季の復帰に向けてリハビリに励んでいる。術後、自身のブログでは「来シーズン、メジャーのマウンドに立つ事で皆さんに恩返ししたいと思います」と意欲を見せており、今オフ中にメジャーで移籍先を探すことになりそうだ。
(Full-Count編集部)