日本一へ「あと1歩」―ソフトBデスパ&モイネロの奮闘をキューバ紙も紹介
頂点へ向けて投打で大きな役割を果たす2人は「キープレーヤー」
日本シリーズ第6戦は4日にヤフオクドームで行われる。ソフトバンクが3連勝で一気に王手をかけたものの、DeNAがそこから2連勝と“逆襲”。2勝3敗で再び福岡へと戦いの舞台を移す。
日本一を決める決戦は、野球大国として知られるキューバでも注目を浴びている。その理由はもちろん、ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手、リバン・モイネロ投手の存在。母国から、その活躍に熱視線が送られている。キューバの地元紙「グランマ」は「デスパイネとモイネロが栄光まであと一歩」とのタイトルで、ソフトバンクが日本一に王手をかけていることを伝えた。
デスパイネはここまで打率.278、4打点をマーク。3番に入り、第1、2戦目では初回に先制タイムリーを放ち、チームを波に乗せた。
一方、モイネロは第2、3戦で1回無失点と好救援を見せて勝利に貢献したものの、第5戦は1回2/3を2安打1失点で負け投手に。ただ、今季NPBデビューを果たし、ここまで重要な働きを見せている。「グランマ」では「2人はキープレイヤーの一員だ」と紹介。その上で「疑う余地なくモイネロは責任を背負っている。このプレーオフ、プレッシャーのかかる試合で彼らはいつもモイネロにボールを渡しているのだ」とモイネロの奮闘ぶりを伝えている。
記事ではさらに、「オレステス・デストラーデとバーバロ・カニザレスに加わり高級クラブの仲間入りを果たす」と、過去に日本シリーズ出場を果たしたキューバ出身選手の名前を挙げ、2人のさらなる活躍を期待。同じチームで共闘して日本一に輝けば、キューバ国内でも大きなニュースになりそうだ。
(Full-Count編集部)