田中将大、ヤンキース残留を発表 契約破棄の権利行使せず「世界一を目指す」
球団を通じて声明を発表「決断は決して難しいものではありませんでした」
ヤンキースの田中将大は3日(日本時間4日)、契約を破棄してフリーエージェント(FA)となれる「オプトアウト」の権利を行使しないと球団を通じて声明を発表した。来季以降もヤンキースでプレーすることが決まった。
田中は2014年にポスティングシステム(入札制度)を利用してヤンキースに移籍。7年総額1億5500万ドル(約176億8000万円)の大型契約を結んだが、4年目終了時点で契約を破棄してFAになれる「オプトアウト」の権利が盛り込まれていた。
権利を行使するか否かはワールドシリーズ終了から3日以内に決めなければいけなかったため、去就に大きな注目が集まっていたが、ヤンキース残留を選択。ヤンキースとは3年6700万ドル(約76億4000万円)の契約を残している。
田中は球団を通じて以下の声明を発表した。
「I have decided to stay with the Yankees for the next three seasons. It was a simple decision for me as I have truly enjoyed the past four years playing for this organization and for the wonderful fans of New York. “I’m excited to continue to be a part of this team, and I’m committed to our goal of bringing a World Series Championship back to the Steinbrenner family, the Yankees organization, and the great fans of New York.
この度、ヤンキースの一員として今後もチームに残る決断をさせて頂きました。この4年間、選手としてヤンキースという球団、並びにヤンキース・ファンのためにプレーできたことを心より嬉しく思っております。ですので、ヤンキースに残るという決断は私にとって決して難しいものではありませんでした。今後も、スタインブレナー一家、球団、そしてヤンキース・ファンのために、素晴らしいチームメートと共にワールドシリーズ制覇を目指して頑張っていきたいと思います」
今季は浮き沈みの激しいシーズンを送り、30試合登板で13勝12敗、防御率4.74の成績だったが、ポストシーズンでは圧巻の活躍。3試合で2勝1敗、防御率0.90とチームを牽引し、絶賛を浴びていた。メジャー4年間では通算105試合登板で52勝28敗、防御率3.56の成績を残している。
(Full-Count編集部)