メッツが狙う15年ぶりの覇権交代 ニューヨークのライバル対決に注目
2014年度の年俸総額はリーグ2位も、評価下げるヤンキース
開幕まで1週間を切った大リーグで、ニューヨーク2球団のライバル対決が注目を集めている。ラスベガスのスポーツブック予想サイト「オッズシャーク・スポーツ」によると、3月末時点のワールドシリーズ優勝予想で、ヤンキースとメッツの倍率は33倍で並んだ。その他サイトの多くが同率に挙げており、ラスベガスの今シーズン予想勝利数はともに81勝となっている。
2年連続でプレーオフを逃したヤンキースは昨季限りで主将のデレク・ジーターが引退。常勝チームを支えた「コア4」が抜けた一方、世代交代が進まず、今季の苦戦を予想する声が多い。
それでも、エースの田中将大投手は春季キャンプで健在を示し、飛躍が期待される2番手のマイケル・ピネダ投手もここまで順調な調整。この2人にかかる期待は大きい。USAトゥデイが出した2014年度の年俸総額はリーグ2位の約2億883万ドルというロースターは華やかな名前が並ぶ。
C・C・サバシア投手、ジャコビ・エルズベリー外野手、マーク・テシェイラ内野手、アレックス・ロドリゲス内野手、ブライアン・マキャン捕手ら実績ではメッツを上回るも、力が落ち始めたベテランも多いことから昨季の84勝を下回る予想となった。