DeNA3連敗でBクラス目の前に…指揮官「今日の結果はもう変えることができない」
8回にビシエドから勝ち越し3ラン被弾、4位中日と0.5ゲーム差に
■中日 8-5 DeNA(2日・横浜)
DeNAが2日、本拠地・横浜スタジアムでの中日戦に5-8で敗れて3連敗を喫した。序盤から点の取り合いとなったが、リリーフ勝負となった8回に、石田がビシエドに手痛い一発を打たれて試合が決した。3位ながら借金2となり、4位中日とのゲーム差は0.5ゲームに。Bクラスが迫ってきた。投打が噛み合わない状況が続くが、ラミレス監督は「今日の結果はもう変えることができない。明日はしっかり準備をして、必ず勝ちたいと思う」と気持ちを切り替えていた。
本拠地での3連敗に、試合後の指揮官は平常心を保つのに精一杯のようにも見えた。「井納が初回に先頭打者を出して1失点し、その後は復調したが、5回につかまって4失点。5イニングを投げて86球とちょっと球数が多かった」と、5失点で5回途中に継投した意図を説明。一方、攻撃面に関しては「打線は佐野と戸柱の本塁打で同点に追いついてくれたが、8回に3失点されてしまった」と試合の経過をなぞるだけだった。
打線では9月23日以来のスタメンとなったオースティンが3回に10号2ランを放ったが、チームの勝利には結びつかなかった。それでもラミレス監督は「ホームランだけでなく、他の打席もいい内容だった」と2四球を評価し、「ハードワークでハッスルしてくれる姿勢には感謝している。彼がラインナップにいるのは大きいし、チームにもたらすものがたくさんある」と復調に期待した。
残り29試合。チームを取り巻く状況は必ずしもいいとは言えないが、指揮官は「いい試合はしているし、みんな頑張ってくれている」と選手を責めることなく「投打が噛み合ってくれば、また連勝が来るはず」と巻き返しをを誓った。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)