田中将大は「163.9億円の期待に応えてきた」 米メディアが7年契約を高評価
8日の地区シリーズ第3戦ではシーズンとは違うノーワインドアップで臨む「色々な狙いがある」
ヤンキースの田中将大投手は7日(日本時間8日)のレイズとの地区シリーズ第3戦で先発する。チームが第2戦で敗れて1勝1敗のタイで迎える。「どういう状況であれ、しっかりと自分自身のバランスでゲームに入って、プランに沿って良い投球ができたらと思います」と意気込みを語った。
前回登板のインディアンスとのワイルドカードシリーズ第2戦から中6日で先発する。前回は雨と風の影響もあり、4回0/3を6失点だった。シーズン中は振りかぶったワインドアップで投球してきたが、この第3戦ではノーワインドアップの投球フォームで臨む。「自分としては色々な狙いがあるのですけど、感覚というものは良くなってきている状態を感じているし、明日もノーワインドアップで行くと思います」と明かした。
米メディアの期待も大きい。米スポーツ専門メディア「ブリーチャーリポート」は地区シリーズに臨む各チームのロースターから見える戦力補強を分析。ヤンキースについては「かつてのように大金を費やす球団ではない。しかし、それによって、今オフにゲリット・コールを(9年総額)3億2400万ドル(約342億6000万円)という記録的な金額で獲得することが妨げられることはなかった」としながら、首位打者のルメイヒューと今季が7年契約最終年となる田中についてもこう評価している。「ルメイヒューは球界でも屈指の最高のバーゲン(掘り出し物)となり、マサヒロ・タナカは7年1億5500万ドル(約163億9000万円)の契約に伴う期待に応えてきた」。
メジャーでは昨季まで6年連続2桁勝利を挙げて通算78勝、防御率3.74と結果を残してきた。一発勝負のポストシーズン。右腕の力投を期待したいところだ。
(Full-Count編集部)