WBC決勝彷彿…“神の右手”で本塁生還 中日・木下拓哉が見せた咄嗟の判断
一ゴロ内野安打の間に一気に二塁から本塁へ…瞬時の判断で捕手のタッチかわす
■中日 – ヤクルト(6日・ナゴヤドーム)
中日の木下拓哉捕手が、本塁突入した際に間一髪で捕手のタッチを交わす“神の右手”での生還を果たした。6日に本拠地ナゴヤドームで行われたヤクルト戦。完全にアウトのタイミングだったが、体をうまく逸せながら本塁ベースを触れた。
場面は中日が3点を先制してなおも4回2死二塁のチャンス。打席の京田は一塁へのゴロを放った。ヤクルトの先発・久保がベースカバーに入り、京田とほぼ同じタイミングで一塁を踏んだ。その一方で、二塁走者の木下拓は隙をついて本塁に突入。久保の送球は早く捕手の西田はタッチを試みたが、木下拓は咄嗟に左手ではなく、タッチを交わすようにして外側から右手を出してベースに触れて4点目を奪った。球審も一瞬アウトのコールをしようとしたが、すぐに両手を横に広げてセーフのジャッジを示した。
2006年のWBC決勝で元ソフトバンクの川崎宗則(現栃木ゴールデンブレーブス)が見せた「神の右手」を彷彿とさせるプレー。この瞬時の判断を「ダゾーン」の公式ツイッターが動画で公開し、ファンからは「ナイスタッチや!木下!!」などとコメントが寄せられた。