ダルビッシュ、今季の“通信簿”は「高評価に値する」 地元局が唯一「A」でベタ褒め
「多くの投手にとって『良い』と考えれられる登板が、彼にとっては『期待外れ』」
レギュラーシーズンで8勝を挙げ、日本人初となる最多勝を獲得したカブスのダルビッシュ有投手。マーリンズとのワイルドカードシリーズに敗れて今季を終えたものの、大きな飛躍を遂げた1年となった。地元局「NBCスポーツ・シカゴ」では、カブスの先発陣の“通信簿”を掲載。ダルビッシュは唯一の「A評価」を得た。
同局では「2020年の成績表:カブスの先発投手に成績をつける。ユウ・ダルビッシュ、ジョン・レスターなど」と題して記事を掲載。「カブスの先発ローテーションは、防御率3.77でレギュラーシーズンを終えた。それはMLBで6番目に良い成績だ」と総括した上で、選手個人を評価した。
ダルビッシュは今季初登板こそ黒星を喫したものの、2試合以降は圧巻の7連勝。12試合に登板し8勝3敗、93奪三振、防御率2.01と抜群の成績を残した。記事でも「サイ・ヤング賞のレースを争ってる投手なら誰でも、高評価を受けるに値する」と称え、ただひとり最高評価の「A」を受けた。
さらに7連勝したマウンドでは、いずれも2失点未満に抑えていたことも特筆。9月に入り、3~4失点する登板が3度続いたことに「多くの投手にとって『良い』と考えれられる登板が、彼にとっては『期待外れ』となってしまうようなシーズンだった」との表現で称えた。
残るは、名誉ある称号の行方。記事でも「彼は、まだ、今シーズンのサイ・ヤング賞の候補者と言える」と触れている。名実ともに“最高の投手”の称号を得ることができるのか、注目される。
(Full-Count編集部)