今オフFAの田中将大はどうなる? クオリファイング・オファーは過去最高20億円
QO提示額は昨季から1.6億円アップ、対象選手は鬼才バウアー、首位打者ルメイヒューら
大リーグ機構(MLB)は今オフのクオリファイング・オファー(QO)の金額を年俸1890万ドル(約20億250万円)に決定した。昨オフの1780万ドル(約18億8600万円)から110万ドル(約1億1650万円)のアップで、クオリファイング・オファーの提示額として過去最高となった
今季は新型コロナウィルス感染拡大の影響で60試合制の短縮シーズンのため、選手に支払われる年俸は試合数に応じているが、規定額は通常の162試合の年俸をもとにしている。主な対象選手はヤンキースとの7年1億5500万ドル(約164億732万円、年平均は約23億533万円)の契約が終了する田中将大投手のほか、ナ・リーグのサイ・ヤング賞候補に挙がるレッズのトレバー・バウアー投手や首位打者に輝いたヤンキースのDJ・ルメイヒュー内野手、アストロズのジョージ・スプリンガー外野手、フィリーズのJT・リアルミュート捕手ら。
同制度は2012年に導入。今季年俸上位125選手の平均額を提示額とし、球団からの提示を拒否したFA選手を獲得した球団は翌年のドラフト上位指名権を元所属球団に譲渡する。大リーグ公式サイトによると、昨オフまでにQOを提示された選手は90人いるが、受け入れた選手は8人しかいない。年俸1890万ドルに値するか微妙な選手に、球団がオファーを提示するのか注目が集まる。
(Full-Count編集部=AP)