イチロー代理人が接触のアスレチックス「契約に興味なし」 地元記者伝える
マリナーズ時代の監督が指揮も…「アスレチックスは契約に興味を持っていない」
マーリンズからフリーエージェント(FA)となったイチロー外野手について、代理人がすでに接触したと伝えられていたアスレチックスは契約に興味を持っていないと、地元記者が伝えている。
1年契約が満了したイチローは今オフ、マーリンズから2018年の契約オプションを行使しないことを告げられた。地元紙「サン・センチネル」によると、新オーナーに就任したヤンキース時代のチームメート、デレク・ジーター氏から直接、その方針と感謝の言葉を伝えられていたという。
地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」は今月8日(日本時間9日)、イチローの代理人であるジョン・ボッグス氏がアスレチックスと接触したと報道。現在、アスレチックスの監督を務めるボブ・メルビン氏は2003、04年とマリナーズを率いており、イチローとの親交が深いとされている。もっとも、記事を執筆したアスレチックス番のスーザン・スラッサー記者は、当初から「この44歳の殿堂入りが予想されている選手はオークランドにはフィットしないと思われる」として、契約は厳しいとの見解を示していた。
そして、同紙のコラムニストを務めるジョン・シェア記者は14日(同15日)に「アスレチックスはイチローとの契約に興味を持っていない。イチローの代理人のジョン・ボッグスは、イチローの元指揮官であるボブ・メルビンとの親しい関係を考え、フィットすればと思い、アスレチックスと会談していた」とツイート。イチローのアスレチックス入りは、やはり極めて可能性が低いようだ。
8日の同紙の記事では、ボッグス氏が「彼(イチロー)は来季プレーすることを熱望している。彼をプレーさせることで、チームにとってはメリットしか生まれないだろう」と話したことも伝えていた。ただ、新天地探しは、やはり時間がかかりそうだ。
(Full-Count編集部)