田中将大をヤンキースとメッツで綱引き? 「ローテ中盤の選択肢に」地元局が予想
地元放送局「SNY」が強調「圧倒することもできる能力を持った安定した投手」
ヤンキースの田中将大投手は7年契約の最終年となった今季を終え、去就に注目が集まっている。そんな中地元放送局「SNY」は、ニューヨークに本拠を置くヤンキースメッツがFAで争う選手のひとりとして予想している。
同局は「2020年MLBオフシーズンでメッツとヤンキースが争うかもしれない5人のFA」とのタイトルで記事を掲載。レッズのバウアーやアストロズのスプリンガーらとともに、田中の名前も挙げた。
田中は開幕前の頭部打球直撃の影響で出遅れたものの、レギュラーシーズンで10試合に登板して3勝3敗、防御率3.56の成績を残した。ただ、プレーオフでは先発した2試合でともに役目を果たせず、今季終了を迎えた。
記事では「メッツとヤンキースが(バウアーのような)ローテーションのトップの先発投手を補強したとしても、ローテーション中盤の信頼できる先発投手がまだ必要だとされる」と指摘。その上で残留の選択肢を示し「彼は長くヤンキースに在籍しており、今ポストシーズンでは不安定であったが、圧倒することもできる能力を持った安定した投手」と述べている。
一方でメッツにとっても魅力的な選手であることを強調。「メッツは彼がニューヨークで優れた投手であることを分かっている。内側側副靱帯の部分断裂のあるタナカのメディカル面に問題がないと判断すれば、ストローマンと共に優れたローテーション中盤の選択肢となるかもしれない」とまとめた。
憶測も含め、様々な情報が飛び交うシーズンオフ。田中が下す決断は果たして……。
(Full-Count編集部)