復帰のAロッドにファンから大歓声 「最高に気持ち良かった」
開幕戦で「7番・DH」で先発、2打数1安打1四球
薬物規定違反で昨季全試合出場停止処分を受けたヤンキースのアレックス・ロドリゲスが6日(日本時間7日)の本拠地ヤンキースタジアムの開幕戦でチーム最大の声援を受け、復帰を歓迎された。「7番・DH」で先発したAロッドは2打数1安打1四球、試合は1-6で敗れた。試合後、ESPNが「アレックス・ロドリゲスがヤンキースタジアムの復帰で大歓声を受ける」との見出しで特集した。
恒例の選手紹介。2013年9月25日以来のメジャー復帰となったAロッドが一塁ダグアウトから飛び出すと、誰よりも大きな歓声が沸き起こった。ブーイングをかき消すほどの拍手と大歓声。シビアなヤンキースファンも問題児の凱旋を温かく受け入れた。
試合中、スタンドから「Aロッド! Aロッド! Aロッド!」と大歓声が沸き起こると、ベースボールキャップを右手でくるくる回しながら感謝の気持ちを表現した。
Aロッドは2シーズン前から禁止薬物使用の問題でMLBのみならず、ヤンキースのメディカルスタッフと係争状態となり、深刻な対立関係に陥った。しかし、新シーズンを前に球団首脳陣に謝罪。ファンには直筆の謝罪文を公表した。オープン戦ではチーム最多タイの3本塁打もマーク。これまで遊撃手、三塁手として活躍してきたが、人生初という一塁コンバートにも積極的に取り組み、堅実な守備を披露。優等生的な振る舞いで、メディアのバッシングも弱まりつつあった。また、例年のような大型補強がなかったチーム状況も影響し、首脳陣もAロッドの評価を高めていった。