カーショー、6回1失点でPO通算12勝目&歴代2位201奪三振 指揮官「ベリーグッド」
6回78球2安打1失点でPO通算12勝目「初回の後は感触はとても良かった」
■ドジャース 8-3 レイズ(ワールドシリーズ・日本時間21日・アーリントン)
ワールドシリーズは20日(日本時間21日)、テキサス州アーリントンで第1戦が行われ、ナ・リーグ王者のドジャースがアリーグを制したレイズに8-3で快勝した。
サイ・ヤング賞3度の通算175勝左腕カーショーが躍動した。初回1死一、二塁のピンチを脱すると、2回から3イニング連続で3者凡退。5回2死でキアマイヤーに右越えソロを浴びたものの、6回2安打1失点。8三振を奪いながらも78球の省エネ投球でチームの先勝に貢献した。ポストシーズン通算12勝目。PO通算201奪三振は歴代2位だ。「初回の後は感触はとても良かった。終始僕たちにとって素晴らしい試合だったね」と振り返った。
1番ベッツが1点差に迫られた5回無死から四球で出塁。二盗、三盗を立て続けに決め、マンシーの一ゴロでタッチをかいくぐって生還した。さらに6回無死では右越え1号ソロ。カーショーは「本当に特別選手だよ。彼が出塁した時に見せるプレーは、他に出来る選手は少ない。彼はそういうことをコンスタントにできる。それが他の選手と違うところかな」と称賛。第1戦でア・リーグ王者を圧倒し、「僕らにはそう言う選手がたくさんいる。クレイジーなことだけどね。ベリはもちろん、JT(ターナー)も、マンシーも、ジョー(ケリー)もね。(素晴らしい選手が多くて)シーガーの名前を出してさえもいなかったね。スペシャルなチームだよ」と続けた。
32年ぶりのワールドシリーズ制覇へ先勝した。ロバーツ監督は「クレイトンが流れを作ってくれた。ベリーグッドだ。非常に効率の良い投球をしていた。スライダーは序盤素晴らしくはなかったけれど、直球は試合を通じて良かった。カーブも良かった」と上機嫌で振り返っていた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)