巨人田口が9回1死から火消しでM5 5連投も「無限の体力なので大丈夫」
18日のDeNA戦から5連投も投げられる喜び感じる
■巨人 5-4 阪神(23日・東京ドーム)
巨人の田口麗斗投手が23日の阪神戦(東京ドーム)で見事な火消しを見せた。先発の今村が8回途中3失点で降板。2点のリードを2番手の高梨がしっかりと守ったが、9回のデラロサが1点を失い、なおも1死一、二塁としたところで原監督はデラロサを諦め、田口を投入。二、三塁にはしたが気迫の投球で好救援。優勝マジックを5とした。
闘志むき出しで打者に向かっていた。「いつでも投げられる準備はできていた」とピンチの場面も臆することなく向かっていた。代打の糸井には低めの意識を集中。ワンバウンドしたボールが続き、そのうち、ワイルドピッチで走者を進めてしまったがこれは想定内。高めに浮いて、長打を打たれないように意識したため、3ボール2ストライクまで低めをつき、最後は内角球でハーフスイングを奪い、空振り三振で2死。続く、代打・植田も制球よく抑え、右飛に仕留め、ゲームセット。大きくガッツポーズを見せた。
先発から中継ぎに配置転換されて、これで18日のDeNA戦から5連投。「僕は全部投げるつもりでいます。緊張感はありますが、投げられる喜びを感じています」。スタミナ面の不安はなく、お立ち台では「無限の体力なので大丈夫です」と力強く話すとファンからは大きな拍手が注がれた。
最短のリーグ優勝は27日の敵地・DeNA戦となった。今季初セーブを挙げた田口がまたチームを勢いに乗せてくれそうだ。
(楢崎豊 / Yutaka Narasaki)