巨人のドラ1平内が160キロ宣言 エース菅野に“弟子入り”希望「話聞いてみたい」
今年3月に右肘手術、復帰後に自己最速156キロをマーク
2020年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日開かれ、最速156キロ右腕の亜大・平内龍太(へいない・りゅうた)投手が巨人に1位指名された。巨人は入札した佐藤輝明内野手(近大)をくじで外したが、外れ1位で平内を選択。指名を受けた平内は「巨人は伝統ある球団。強みはストレート。ルーキーとして攻める投球をして160キロを目指したい」などと抱負を語った。
平内は186センチ、90キロのパワーピッチャー。神戸国際大付高から亜大に進学し、1年秋から登板機会を得た。しかし、右肘など度重なる故障に悩まされ、今年3月にクリーニング手術を受けた。9月22日の立正大戦で1年半ぶりに神宮のマウンドを踏み、同30日の駒大戦で自己最速の156キロをマーク。ネット裏の評価を高めていた。
憧れの投手はダイエー、ソフトバンクのエースとして活躍した斉藤和巳氏。「小学生の頃から憧れていた。動画を見てフォームを真似たこともありました」。巨人では、やはりエースの菅野智之。「話をしてみたい。ピッチングで心掛けていることこととか聞いてみたいです」
高校3年時にプロ志望届を出したものの指名漏れ。「4年後に『プロに行く』と(亜大)生田監督と約束してお世話になった。達成できてよかったです」と感慨深げだった。
(片倉尚文 / Naofumi Katakura)