ロッテ澤村がFA宣言ならメジャー争奪戦? 米メディア「ローリスク・ハイリターン」
新型コロナによる減収、FA市場には救援右腕が多い「どんな契約を結ぶにしても極めて低価格なものに」
ロッテの澤村拓一投手の“去就”が米メディアから注目を集めている。17日に海外FA権を取得した右腕については、メジャー複数球団が獲得調査をしていることが判明。カブス専門メディア「ブリーチャー・ネーション」は「日本の救援投手がメジャー球団から注目を集める」と伝えている。
澤村については米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」がメジャー複数球団が獲得へ興味を示していると報じていた。ブリーチャー・ネーションは「97マイル(約156キロ)の直球、そして90マイル(約145キロ)前半のスプリットを操り、スライダーも投げる。そしてNPBでは一般的に見れば多くの成功を収めた」と活躍とポテンシャルの高さを伝えた。
しかし、今季は新型コロナウイルスによって各球団が大減収を余儀なくされた。そして同メディアは、スモールマーケットでありながも今季ワールドシリーズ進出という躍進を見せたレイズに注目。救援の補強に充てる資金が他のどの球団よりも少ない補強戦略でありながら成功を掴んだレイズに倣い、救援投手に対する予算削減を掲げる球団が続くのではないかと危惧している。
更に今オフは2019年最多セーブのイエーツら多くの救援右腕がFAになり、激しい競争が予想される。その上で記事では「サワムラはMLBでまだ実績がないため、どんな契約を結ぶにしても極めて低価格なものになるだろう。多くの球団にとって、素晴らしいローリスク・ハイリターンのターゲットになり得る」と伝えた。
(Full-Count編集部)