捕手の頭上飛び越える“曲芸生還”が1位 今季MLB衝撃走塁10傑、米サイト特集

“超曲芸生還"を見せた、ブルージェイズのクリス・コグラン【写真:Getty Images】
“超曲芸生還"を見せた、ブルージェイズのクリス・コグラン【写真:Getty Images】

コグランが見せた捕手モリーナの頭上を飛び越える生還が今季NO1走塁に

 今季メジャーで最も衝撃を与えた走塁に捕手の頭上を飛び越えたクリス・コグランの“曲芸生還”が選ばれている。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が特集している。

 同サイトが選ぶ「2017年シーズンの仰天するほど面白いスライディング10傑」の1位に輝いたのは今季ブルージェイズでプレーしたコグランの走塁。32歳の外野手が驚異の走塁を披露したのは4月26日の敵地カージナルス戦の7回だった。

 1死一塁でピラーが右翼オーバーの二塁打を放った場面で、一塁走者のコグランは一気に本塁を狙った。ここで右翼手ピスコッティも鋭い送球を見せたため、完全にアウトのタイミングだったが、コグランは捕手モリーナの頭上をダイビングしながら飛び越え、1回転して生還するという離れ業をやってのけた。

 メジャーNO1捕手も唖然となった走塁は米国内でも大きな話題に。今回の特集でも「コグランは2017年シーズンは7得点のみだが、クオリティにおいては手抜きはしていない」と評し、「年間ランディング&スライディング王の座を勝ち取った」と高評価を下した。

 そのほかにも今季大きな話題を呼んだ走塁が選ばれており、2位にはロイヤルズのウィット・メリフィールドが9月16日の敵地インディアンス戦で見せた盗塁がランクイン。28歳の内野手は3回に二盗を狙った際、相手投手が体を反転させて二塁に送球するピンチを迎えたが、ベースカバーに入った二塁手のタッチを超人的な動きでかいくぐり、最後は右足でベースを触って盗塁を成功させていた。また3位にアストロズのマキャン、4位にパイレーツのハリソンの走塁が選出されている。

【動画】映画以上!? ブルージェイズ・コグランの“超曲芸生還”

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