ハム新人玉井が1100万円で更改、先発も中継ぎも魅力「使ってもらえるなら」
年末年始は佐呂間町に帰省「牡蠣をたくさん食べたい」
日本ハムの玉井大翔投手が28日、札幌の球団事務所で契約更改交渉に臨み、260万円増の1100万円でサインした(金額は推定)。
ドラフト8位で入団した今季は、5月28日に初めて1軍登板し、24試合で1勝2敗1ホールド、防御率2.59の成績を残した。
プロでやっていくための手応えをつかんだシーズンだった。「一番の持ち味でもあるインコースのシュートとかカットは今年1年、本当に手応えがありました」と語る一方で、課題も明確になった。
「あまり三振を取れるタイプじゃない。空振りを取れるボールが今シーズン通してなかったので、課題としてやっていきたいです」と話す。そのためにフェニックス・リーグから取り組んでいるのはチェンジアップ。「自信持って投げ込めるようにしたい」と力を込めた。
同リーグでは、先発にも挑戦した。「(プロに)入って来た時にずっと先発やりたいと思っていましたが、今年1年中継ぎを経験して、すごく面白いポジションだなと感じたので、僕の中では使ってもらえるならどっちでも」と、中継ぎ、先発にこだわらずに準備を進める考えで、来季は1年間1軍で投げることを目指す。
北海道佐呂間町出身。年末年始には実家に帰省予定で「冬なので牡蠣をたくさん食べたいと思います」。地元の特産品で鋭気を養い、2年目の飛躍につなげる。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)