ロッテ荻野が5%増3800万円で更改 来季目標「50盗塁」、初タイトル奪取誓う
怪我なくシーズン終えるも「最初の大事な時に1軍にいなかった」
来季プロ9年目を迎えるロッテの荻野貴司外野手(32)が29日、5パーセント増の3800万円(金額は推定)で契約更改した。
2010年のプロ1年目に開幕からわずか2か月足らずで25盗塁とスーパーデビューを飾りながら、右膝半月板を損傷。その後、毎年のように怪我に見舞われた。
今季は打撃不振で前半2度の2軍落ちなど出遅れたが、後半に巻き返して103試合で打率.264、24打点、5本塁打、26盗塁をマーク。プロ入り以来初めて怪我なしでシーズンを送った。
「1年通して出来なかった。(チームにとって)最初の大事な時に1軍にいなかった。球団からも来年はしっかり(1年を通して)後半戦のような活躍ができるようにと言われた」と荻野。今季は背番号も「0」と心機一転を図った。1年間試合に出続けて塁に出れば、井口監督が言う“グリーンライト”(いつでも走っていい選手)だけに期待も大きい。荻野自身、「50盗塁」と具体的な数字を口にして、初タイトル奪取を宣言した。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)