鬼才バウアー、“WSコロナ問題”へのMLB声明に怒り心頭 「本当に馬鹿げている」
MLBは「世論をなだめるために党派性の強い調査に着手する」と批判
ドジャースの世界一で幕を閉じたワールドシリーズ。歓喜の一方で、ジャスティン・ターナー内野手が第6戦の試合中に新型コロナウイルス感染が判明したにも関わらず優勝セレモニーに参加したことが波紋を呼んだ。大リーグ機構も問題視する声明を発表したが、これに“鬼才”が噛み付いた。
MLBの声明では、ターナーの行為に対して「接触した全ての人を危険に晒した」と非難。調査を始めたことを明らかにしていた。その対応に、今季のサイ・ヤング賞候補で、レッズからFAとなったトレバー・バウアー投手は自身のツイッターで怒りのコメントを投稿。「典型的なMLBがここに。問題が存在している。選手たちを非難する。何の責任も取らない。世論に注目する。世論をなだめるために党派性の強い調査に着手する」と言い放った。
さらに自らの投稿にリプライする形で“連投”。「なぜ選手の医療に関する結果が世界中に放映されるんだ?」と情報が公開されたことなどを問題視。さらに「選手の見地からすれば、その日すでにロッカールームで隣に座り、シャワーを共有し、ダグアウトでハイファイブをしたり等々してきたチームメートと“一片の金属”を勝ち取ったことを祝福しないように要求されることは本当に馬鹿げている」とも。かつてマンフレッドコミッショナーがトロフィーのことを“一片の金属”と呼んで非難を浴びたことを暗に皮肉った。
今オフ、NPBを含めて移籍先を検討していると明言しているバウアー。去就に注目が集まる一方、相変わらず発言でも騒がせそうだ。
(Full-Count編集部)