ロッテ三木が60%増で更改、来季遊撃レギュラーに意欲「負ける気はしない」
今季は成長見せるも8月に右手骨折で離脱
右手骨折でシーズン終盤を棒に振ったロッテの三木亮内野手が30日、球団事務所で契約更改に臨み、今季の1400万円から60パーセント増の2240万円(金額は推定)でサインした。
中村、平沢らと遊撃のレギュラーポジションを争った今季はシーズン中盤から結果を出し、8月下旬まで85試合で打率.242、2本塁打、19打点と課題のバッティングでも成長。レギュラーの座を射止めかけていたが、8月24日ZOZOマリンでの楽天戦で右手に死球を受けて「右手親指末節骨骨折」「右手人差し指中手指節関節剥離骨折」。無念の戦線離脱となった。
しかし「怪我しても、それまで(の成績)を評価してもらった」と三木。怪我の回復も順調で「痛みは感じない」と、ボールを全力で投げられるようになった。井口新監督が打ち出す1人複数ポジションの方針から、来季は外野も守ることになるが、「ショートのレギュラーを取ることが第一。1年間フルに出れば、数字もついてくる。毎年いい内野手が入ってくるが、負ける気はしない」と、ドラフト2位で即戦力の呼び声高い藤岡(トヨタ自動車)ら新たなライバルにも闘志を燃やしていた。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)