ロッテ大嶺祐が2625万円で更改、来季へ意思表明「先発1本でいきたい」
来季の課題は“右打者”「インコースにしっかり投げ切れていない」
ロッテ大嶺祐太投手が30日、千葉市内の球団事務所で契約更改に臨み、3000万円から12.5%ダウンの2625万円(金額は推定)でサインした。
今季オープン戦は先発で好投したが、開幕以降は中継ぎで起用された。交流戦の6月18日巨人戦(東京ドーム)では2点リードの延長12回に登板。亀井に逆転サヨナラ3ランを浴び、2軍に降格した。結果的に20試合の登板にとどまり、2勝2敗、防御率3.82だった。「開幕から中継ぎは初めての経験で、緊張感もあり、難しさも知った。ヨーイドンで100%でいかなければならない。自分の中ではきつかった」と新たな経験を振り返った。
小林雅投手コーチから「来年どこで投げたいか?」と聞かれ、「自分は先発1本でいきたい」と答えると、同コーチから「俺もそう思う」と返されたという。2015年に先発中心で24試合に登板、8勝7敗とキャリアハイの数字も記録している。
来季の課題は「右打者」だ。被打率を見ると、左打者には.226だが、右打者には.323と分が悪い。「右打者のインコースにしっかり投げ切れていない。(厳しいコースで)ファールを取れていない。メンタル面もある。球の質を上げていきたい」と話した。
12月中は関東近辺で、年明けは地元・石垣島で投げ込みの量を増やしていく。例年より肩の仕上げを早くして、2月1日のキャンプインと同時に実戦登板できる肩を作る予定だ。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)